旅人になりたかったんです。

5月に鹿児島を出発し、旅を始めた柏原彩乃さん。2ヶ月経って、今は北海道にいます。彼女も私たちと同じ【Life startup】という社会貢献プロジェクトに参加しています。『桃色スパイラル』というチームに所属しています。

年齢は20歳で、絵を描きながら旅をしています。平成の山下清ですね。なぜ彼女が旅を始めたのか聞いてみました。そしたら、、、

『旅人になりたかったんですよね。』

それ、わかります！私も旅人に憧れ、年に一回は海外に行ったりしてました。しかしそんな長期間で行くことはありません。長くても２週間でした。

そんな想いを早くも叶えましたね。しかし、そこに至るまで彼女は躊躇したようです。一人暮らしをしてバイトを掛け持ちしながら暮らしていたこの生活。「旅をしたい」と伝えたら、なんて言われるんだろうか。

そんな見えない不安と恐怖と闘いながら、彼女はついに決心しました。ご両親とアルバイト先に伝えることにしました。そうしたら案外問題なく事が運んでいったそうです。

「もしかしたら、すぐに帰ってくるんじゃないかと思われてるんじゃないでしょうか。」

そんなことをおっしゃってました。

実は彩乃さん、以前から旅をしたいと思う前に、目標を立ててました。約一年前（２０１７年の春ころ）から自身の宇宙を描き始め、次第に友人たちの宇宙も描くようになったそうです。

そこから「目標は500人分の宇宙を描くこと。」と目標を定めるようになりました。一人一人お話しながら、その方の心の色を見ているそうです。この人は何色かな？と感覚でその人の色を見つけ出し、宇宙を描きます。目標と旅に出たい気持ちが合致して、旅に出るきっかけを得ました。

500人分の宇宙を描くということは、少なくとも500人の人達とお話をするということになります。色んな方のお話を聞くというのは、貴重な経験になることでしょう。自身の視点以外の生き方、考え方に触れるのはそれだけ視点が増えますから、視野が広がります。

これは私の意見ではありますが、自分探しの旅というのはないと思っています。というのも、既に一人一人”自分”というものを持っているからです。

ただ、それはダイヤの原石みたいで普通に見るとただの石ころのような感じなんです。ダイヤの原石は磨き上げることで綺麗な輝きを放ちますよね。

今回のこの旅はダイヤの原石を磨き上げる作業に似ています。二か月前の彩乃さんの状態は正直わかりませんが、今回、札幌でお会いした彼女はとてもたくましかったです。彼女は4ヶ月で500人の宇宙を描くと決めており、私は224人目でした。

私を表現していただいたことで、なんか心が軽くなりました。彼女から見た私は「深緑がベースである」と”私の宇宙”を描き上げました。ちなみに深緑色がどのような意味があるのか調べてみました。

↓

http://www.aura-imi.com/aura_darkgreen

西尾を知っている方は、こちらの色の説明を見て、どう思うか教えてください（笑）深緑がベースにありそうですか？？

iPadのアプリで真っ白なキャンバスから、１０分ほどで仕上げました。すでに２００人以上も描いてますから、どんどんスピードが上がりますよね。それでいて正確性は変わらない、もはやプロの域だと思います。

「水が好き」「宇宙の原理原則に従って生きたい」そんなことをおっしゃってました。誰に対しても同じことを言ってきたことでしょう。誰に対しても分け隔てることなく、常に等身大の彼女はどの地に行っても愛されることでしょう。

さらにこの旅で成長したな！と感じたところは？と聞いてみたところ、「普段から直感が働くけど、今までは躊躇していた。けど、この旅で躊躇せず行動するようにしたら意外といけるもんだと感じた。」

今は旅をして、まずは500人分の宇宙を描き上げること。この先このスタイルで行くかもしれないし、違うスタイルに変わるかもしれない。とにかく何かこう表現するのが好きなようです。

さらにこう付け加えていました。『将来、私の絵が文房具とかなんでもいいんですけど、身近にあったらいいなぁー。』

素敵な宇宙を書き上げていただきました！ありがとうございます^^北海道を折り返し地点にして、旅をしながら九州に帰るそうです。道中気をつけて！

P.S.

実は旅に出る前に、true colorsのメンバーである佐伯さんにも宇宙を描いておりました（２０１８年１月）。佐伯さんから私にご紹介をいただきました。

【柏原彩乃さん】

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